代表挨拶

ibe看護系学会等社会保険連合(看保連)は2005年に看護系39学会の代表が集まり、看護の立場から社会保険制度の在り方を提言し、また診療報酬体系及び介護報酬体系等の評価・充実・適正化の促進を目的とする組織として発足しました。

わが国では医療看護サービスの公定価格は全て診療報酬体系により定められています。しかしながら、現行の診療報酬体系における看護に関する評価は依然として少なく、それもしっかりした科学的・学術的根拠に基づいたものとは判断し難い側面が否めません。医療の高度化、チーム医療の推進、安心・安全の医療の確保など、医療をめぐる状況の変化や国民のニーズを踏まえ、より資質の高い看護専門職の育成と、それに見合った適正な対価が必要であると考えます。なぜなら、適切な評価を得ることにより、医療経営における看護職員確保へのインセンティブになると同時に、意欲の高い看護職にとって、より質の高い看護を追及する動機付けになる等、看護の社会的地位の確立に向けた重要な要素であるからです。今後、看護評価の向上に向けて、看護職全体が研究、知識を横断的に共有し、学術的なエビデンスを深め、積極的に中央社会保険医療協議会(中医協)など政策の場に看護の意見を反映していく必要があります。

現在、中医協には、看護職の代表が参画して、診療報酬の議論の場において看護の立場から提言を行っています。中医協診療報酬基本問題小委員会には福井トシ子氏(日本看護協会常任理事)が専門委員として、診療報酬調査専門組織DPC分科会に嶋森好子氏(東京都看護協会会長)、医療機関のコスト評価調査分科会に勝原裕美子氏(聖隷浜松病院副院長兼総看護部長)、慢性期入院医療の包括評価分科会に酒井郁子氏(千葉大学大学院教授)、医療技術評価分科会に真田弘美氏(東京大学大学院教授)が、それぞれ委員として参画しています。
看保連はこのような政策の場に看護の立場から意見を反映させる取り組みを行う組織です。

看護職の皆様には、動き出した看護の取り組みについて知っていただくとともに、各学会関係と臨床関係の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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